英検1級講師が選ぶ大学受験にオススメの英語参考書25選【難易度別】

英語の受験勉強、みなさんはどんな感じで進めていますか?

もちろん、予備校などの授業のテキストをメインに進めていっている人もいると思います。

しかし、多くの方がそれと並行して何かしらの「参考書」を使って

勉強を進めている方がほとんどだと思います。

しかし、この「参考書」というのが意外と厄介なんですよね。

「受験勉強をはじめよう!」と思って

英語の参考書コーナーに行くと大体こんな感じになると思います。

えっ… 英語の参考書量多すぎじゃない?!

何選んだらいいかまったくわかんないし全部同じに見える…。 

そうなんです。 英語の参考書はとにかく数が多いんです。

そのため、受験勉強を始めようとしても

どの参考書を使って勉強すればよいか 悩んでしまうということがあります。

そこでよく皆さんがとられる行動は以下の2つが多いと思います。

  1. 先輩や同級生に評判のいい参考書を聞く。
  2. アマゾンなどでとりあえず評判のいいものを買う。

しかし

一般的に良いと言われている参考書でも

盲目的に同級生・先輩やネットの情報を信じてしまうと

こんなことが起きたりします。

  1. 今の自分のレベルよりはるか上の難しすぎる問題集をやってしまう。
  2. 自分が目指す志望校に不必要な内容を含んだ問題集をやってしまう。

実はこのように、同級生・先輩やインターネットからの情報で

自分の学力や志望校のレベルにあっていない参考書を進めてしまい

結果的に非効率的な勉強をしてしまっていることは少なくありません。

僕自身も受験生時代に、最初にとっても難しい英文法の参考書に手を出してしまい

非常に苦労して進めていた覚えがありますが

今考えると、もっと自分のレベルにあった易しい参考書はありましたし

そちらをやった方が効率が良かったなぁ、と思っています。

というわけで、今回は

『英検1級講師が選ぶ大学受験にオススメの英語参考書25選【難易度別】』

をお届けしたいと思います!

目次

英検1級講師が選ぶ、大学受験にオススメの英語参考書25選【難易度別】

英単語編

英語をやるにあたっては、まずはとにかく『英単語』です!

センター試験で160点(八割)以上を取っていくには

『最低でも1200個・できれば1500個』の単語が必要だと思います。

しかし、単語帳もいろんな種類のものがあるため

どれを使えばよいか悩んでしまいますよね。

どれを使ったらよいのか悩んでいるうちに、たくさん英単語帳を買ってしまってどれもまともに使えていない…。

単語帳の数と不安だけが増えていく…

という状態になってしまう方も少なくありません。

そんな状態に陥らないために

この記事でそれぞれの単語帳の特徴を見て

自分のあったものを選んでいきましょう!

⓪英単語をやる前に知っておいてほしいこと

オススメの英単語帳を紹介をする前に

知っておいてほしいことをお話ししておきます。

それは以下の2つです。

  1. 英単語だけやっていても英文法・英文解釈・英語長文ができるようにはならない。
  2. そのため時間があるならば、はじめのうちから基本レベルの英文法・英文解釈には英単語と並行して取り組むことが理想である。
  3. 英単語を最低限の数(500~600個くらい)を覚えたらすぐに英語長文にも取りかかること。

英語の勉強をしはじめる時に

英単語帳が完璧にならないと長文なんて読めないから、まずは単語帳を完璧にしよう!

といった感じで単語帳だけやり進めてしまい

なかなか英文解釈や英語長文に進めないケースがよくあります。

しかし実は

英単語だけやっていても英文解釈や英語長文ができるようになることはありません!

いくら単語だけ覚えていても

『英文法』『英文解釈』『英語長文』をやっていないければ

文をどう理論的に読んでよいかわからず

結局適当につなげて読むことになってしまいます。

そうすると英単語は知っているのに

英語長文の問題にはなぜか間違えてしまうことがよくあるのです。

できるだけ英単語だけに学習が偏らないように

並行して英文解釈や英語長文にも取り組むようにしましょう。

また英単語の覚え方に関しては以下の記事で解説していますので

よろしければご覧ください。

【受験生必見】大学在学中に英検1級に受かった僕が語る、絶対に成果が出る英単語への取り組み方

2017.09.14

ではレベル別におすすめ英単語帳の紹介をしていきます。

①システム英単語BASIC(駿台受験シリーズ)

値段 1080円
発売日 2011/11/1
対象 中学校レベルの英単語に少し不安はあるが、高校レベルの英単語学習を始めたい人
カバー範囲 中学3年レベル~センター試験基礎・中堅私大基礎レベルまで
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

まず紹介するのは『システム英単語BASIC』です。

これは『ターゲット1400』と並んで大学受験の英語の勉強を始める時に

一番よく使われている単語帳であると思います。

以下に良い点と注意点をそれぞれまとめます。

良い点

  1. 中学校レベルの単語も少し記載があり、中学レベルの英単語に少し不安がある人でも安心して使える。
  2. 頻度順に単語を並べてありやった単語がすぐ問題演習などで出てくるため、やる気を継続しやすい。
  3. 類書に比べて単語の選定がよくできていて、よく出る単語が効率よく収録されている。
  4. よく使う用法がミニマルフレーズの中にまとまっており、使い方や語法まで一緒に整理できる。

注意点

  1. ミニマルフレーズしかない単語もあるため、単語単体では覚えづらいところもある。
  2. 音声CDが別売りなので、音声を聞きたい人はそれを買うか、自分でその都度調べる必要がある。

これは『システム英単語シリーズ』すべてに言えることなのですが

このシリーズの良いところは

『単語の選定がとにかく素晴らしい!』ことです。

他の単語帳だと「この単語そんなに出てくるかな?」と思うような単語も

序盤に出てきてしまったりするのですがこの単語帳に関してはそれが一切ありません。

入試で本当によく出てくる単語を調べて、それを頻度順にのせてくれているので

やり始めてすぐに効果を実感できます!

※僕が「頻度順」の単語帳をお勧めする理由

僕は原則『頻度順』に作ってある単語帳をオススメしています。

その理由は『やってもやってもなかなかそれが長文に出てこないと、単語をやるモチベーションを失いやすいから』です。

頻度順であれば、その次の日から学習した単語が長文の中にでてきて

おっ!これは昨日やった単語だ!やっぱり単語学習って意味あるんだ!

といった感じで単語学習に対してモチベーションを保つことが出来るんですね!

また他にシステム英単語の非常に良いところをあげると

『最もよく一緒に使われる語句や形を

「ミニマルフレーズ」としてまとめて書いてくれているところ』

です。

よく単語学習においては『とりあえず意味だけ覚える』ということが起きてしまいがちです。

しかし、単体で意味だけ覚えていても

本当の意味で使える知識にはなりません。

たいていの単語は一緒に使われやすい語句や

使われやすい形があるのですが

システム英単語は、それを例文としてではなく『ミニマルフレーズ』として

簡単にチェックできるフレーズとしてまとめてくれているんです!

このミニマルフレーズは、長文問題はもちろん文法問題を解くときにも

絶大な威力を発揮します。

他の単語帳だと例文は載っているのですが、頻出の意味でまとめられているとは限りません。

本当に使われやすい形だけで載っているのはこの『システム英単語シリーズ』だけだと思います。

ただ、注意点もあります。

それは『ミニマルフレーズしか載っていない単語もある』ということです。

後でご紹介する『ターゲット1900』とは違い、すべての見出し語が

『英語 / 日本語』といったように並べて書いてあるわけではなく

単語によっては

『ミニマルフレーズ / その訳』というものしかないものがあります。

そのため『単語単体で覚えているか確認したい!』という方には少し不便かもしれません。

しかし、それを補って余りあるメリットがこのシステム英単語にはあると思います!

とてもオススメです!

②システム英単語(駿台受験シリーズ)

 

値段 1080円
発売日 2011/11/1
対象 中学校レベルの英単語に不安はなく、高校レベルの英単語学習を始めたい人
カバー範囲 高校基礎~センター試験基礎・中堅私大基礎レベルまで
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

先ほどのシステム英単語BASICのレベルアップ版の『システム英単語』です。

これは『ターゲット1900』と並んで大学受験の英単語学習において

よく使われている単語帳であると思います。

以下に良い点と注意点をそれぞれまとめます。

良い点

  1. 頻度順に単語を並べてありやった単語がすぐ問題演習などで出てくるため、やる気を継続しやすい。
  2. 類書に比べて単語の選定がよくできていて、よく出る単語が効率よく収録されている。
  3. よく使う用法がミニマルフレーズの中にまとまっており、使い方や語法まで一緒に整理できる。
  4. これ一冊で難関私大・国公立まで戦える単語力が身につく

注意点

  1. ミニマルフレーズしかない単語もあるため、単語単体では覚えづらいところもある。
  2. 音声CDが別売りなので、音声を聞きたい人はそれを買うか、自分でその都度調べる必要がある。

基本的な特徴や、注意点は『システム英単語BASIC』のものと同じです。

ただ1つ注意点をあげておくと、『システム英単語BASIC』の最後の1200個と

『システム英単語』の最初の1200個は単語が丸被りしています。

つまり『システム英単語BASIC』をしっかりこなした人は

『システム英単語』の最初の1200個はやらなくてよいことになります。

『システム英単語BASIC』と『システム英単語』に記載してある単語がすべて違うわけではないので

そこは注意しておいてくださいね。

僕は、受験生にオススメの単語帳を聞かれた場合は

『システム英単語BASIC⇒システム英単語の順でこなしていけば間違いないよ!』

という風にアドバイスしています。

基本的にどこの大学を目指すにしてもこの2冊がしっかりと頭に入っていれば

そこまで困ることはありません。

単語帳に迷っている人は、まずは自分のレベルを考えて

この2冊どちらかからはじめてみてはいかがでしょうか?

③英単語ターゲット1400(大学JUKEN新書)

値段 1080円
発売日 2011/11/23
対象 中学校レベルの英単語がやや不安が残り、高校レベルの英単語学習を始めたい人
カバー範囲 中学3年~センター試験基礎・中堅私大レベル
おススメ度 ★★(オススメ!)

続いては、これも受験生の間で爆発的な人気がある『ターゲットシリーズ』より

『ターゲット1400』をご紹介します。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. 頻度順に単語を並べてありやった単語がすぐ問題演習などで出てくるため、やる気を継続しやすい。
  2. 英語/日本語のシンプルな構成でサクサク進めていきやすい。
  3. 中学英単語にある程度不安があっても、ここから始めることができる。
  4. 別売りだが、英単語カードが売られており自分でカードを作成する手間が省ける。
  5. アプリを無料で使うことができ、単語の発音もそこで確認できる。

注意点

  1. システム英単語BASICに比べると単語の選定は少し弱い。

ターゲット1400にかかわらず

『ターゲットシリーズ』の良い点は

「非常にシンプルなレイアウト」であること

さらに

「アプリや単語カードなどの追加で使えるものが充実している」ということです。

アプリに関してはシステム英単語もあるのですが

有料でなおかつ今現在は音声がついていないので

あまり使い勝手いいとは言えませんし

単語カードに関しても

システム英単語は「ミニマルフレーズ」で掲載してしまっているので

単語単体で意味を最終確認したいときには

少し使いづらいかもしれません。

その分、ターゲットシリーズのアプリは無料で使うことが出来ますし

カードに関しても「英語」と「日本語」でシンプルに記載してあるので

単語の最終確認に最適です。

また、単語カードにはカタカナで単語の発音も書いてあり

そこも発音記号が分からない人にとっては非常に助かるポイントだと思います。

「単語カードを使って勉強したい!」という方には

ターゲットシリーズの方が使いやすいものになっていると思います。

④英単語ターゲット1900(大学JUKEN新書)

値段 1080円
発売日 2011/11/23
対象 中学校レベルの英単語には不安がなく、高校レベルの英単語学習を始めたい人
カバー範囲 高校基礎~センター試験高得点・難関私大・国公立レベルまで
おススメ度 ★★(オススメ!)

続いては『ターゲット1400』のレベルアップ版である

『ターゲット1900』をご紹介します。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. 頻度順に単語を並べてありやった単語がすぐ問題演習などで出てくるため、やる気を継続しやすい。
  2. 英語/日本語のシンプルな構成でサクサク進めていきやすい。
  3. 別売りだが、英単語カードが売られており自分でカードを作成する手間が省ける。
  4. アプリを無料で使うことができ、単語の発音もそこで確認できる。

注意点

  1. システム英単語に比べると単語の選定は少し弱い

良い点・注意点ともに『ターゲット1400』とほとんど変わりませんが、中学レベルの英単語の記載がないので

中学のレベルに少し不安が残る人は『ターゲット1400』からやるようにしましょう。

もしターゲットで英単語を勉強していく場合は

『ターゲット1400⇒ターゲット1900』という流れになると思います。

これで、基本的にどの大学を目指すにしても困るということはありません。

しかし、ターゲットに関してもすべて違う単語を掲載しているというわけではなく

かぶっている単語もあります。

そのため『ターゲット1400⇒ターゲット1900』の流れで取り組むことで

いきなり1900からはじめるよりは学習するのが少し楽に感じられるかもしれません。

⑤鉄緑会東大鉄壁英単語熟語 鉄壁

値段 2268円
発売日 2009/8/8
対象 中学校レベルの英単語には不安がなく、高校レベルの英単語学習を始めたい人
カバー範囲 高校基礎~センター試験高得点・難関私大・国公立レベルまで
おススメ度 ★★(オススメ!)

続いては、東大・京大などの難関大を目指す子がよく使っている

『鉄緑会 東大英単語熟語鉄壁』をご紹介します。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. ひとつの単語に対して細かい解説がついており、語源などの面から単語を理屈で覚えることができる。
  2. 熟語の分野もあり、イラストやイメージなどを使って覚えやすい工夫がなされている。
  3. よく使うセットの形が豊富に記載してあり、語法などの面でも安心。
  4. 派生語もしっかり記載してあるので必要な派生語を取りこぼすことがない。

注意点

  1. とにかく情報量が多いので1周するのに時間がかかる。そのため「いまから高校英単語を始めよう!」という方にはハードルが高い。
  2. 頻度順ではないため、ある程度やっていかないと効果が実感しにくい。
個人的にはレイアウトや内容の濃さ的に大好きな単語帳です。

この『鉄緑会 東大英単語熟語鉄壁』

いわゆる『鉄壁』なんですが

名前だけ見ると

これは東大を目指す子にだけ必要な単語帳で、めちゃくちゃ難しい単語がたくさん載っているんだろうな~。

と思われると思うのですが、実は違います。

実は単語レベルとしては『ターゲット1900』や『システム英単語』とさほど変わりはありません

では、何が違うのかというと

『単語に対する解説量』です。

他の単語帳、たとえば『システム英単語シリーズ』や

『ターゲットシリーズ』はかなりシンプルなレイアウトで

【英語/ 日本語】と並べてあり

単語に対する解説があるとはあまり言えません。

その分、この『鉄壁』は単語に覚えやすくなるための解説がなされており

暗記の助けになる情報がたくさん載っています。

また、ひとつの単語に対してセットの形や派生語がたくさん載っているので

その単語に付随した必要な知識を取りこぼすこともありません。

しかし、この情報量の多さは逆に言うと

『1周するのに時間がかかり、途中で挫折してしまう可能性が高い』

とも言えます。

特に、いまから

高校レベルの英単語を学習し始めよう!

と思っている人がこの単語帳に手を出すのは少々危険とも言えます。

個人的には、まず基本的な英単語に関しては

『ターゲット1400』や『システム英単語BASIC』で押さえた方が

負担も少なく進めていけるのではないかなと思います。

もしその2冊が終わった後であれば

『ターゲット1900』や『システム英単語』の代わりに

『東大鉄壁英単語熟語』を使うのもOKかなと思います。

もしくは『ターゲット1900』や『システム英単語』が完全に終わってから

補完として『東大鉄壁英単語熟語』を使うのがよいと思います。

位置づけとしては、あくまで

『必要な単語を暗記し終えて、補足知識を補うものとして使う』

という形が一番良いかなと思います。

受験に関して言えば、余裕があれば使うとよいといった感じで

ターゲットシリーズやシステム英単語シリーズでも

時間が足りない状態になっている人は

無理に手を出す必要はありません。

自分に本当に必要かどうか見極めがつかないときは

学校や塾の先生に相談するか

私も英語の指導をしているので良ければいつでも相談してくださいね。

⑥単語王2202

値段 1404円
発売日 2001/11/1
対象 高校レベルの英単語学習を始めて、最難関大学を目指していきたい人
カバー範囲 高校基礎~センター試験高得点・難関私大・国公立レベルまで
おススメ度 ★★(オススメ!)※難関大を目指す子に限る

続いては、これも東大・京大などの難関大を目指す子が

よく使っている『単語王2202』をご紹介します。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. とにかく単語量が多く、最難関大を目指す場合でも安心。
  2. 早い段階から難しめの単語も織り交ぜてあり、後で一気に難しい単語の暗記で苦しむのを避けられる。
  3. 類義語の説明がしっかりとしていて、知識の強化ができる。
  4. 派生語・反意語などの記載がしっかりしている。

注意点

  1. 単語量がとにかく多く難しいものもあるので、いまから高校レベルの単語を学習する人にはあまり向かない
  2. 訳語の数が多いため、どれを覚えてよいか判別しづらい。

この『単語王』の特徴は何といっても『収録語数の多さ』です。

先ほど紹介した『ターゲット1900』『システム英単語』『東大英単語熟語鉄壁』は

見出し語レベルで考えると1900~2000ほどなのですが

この『単語王』に関しては見出し語だけでも『2202語』あります。

そのため、『最難関大を目指す人向け』の単語帳だと言えます。

例えば、京都大学や東京外語大学、慶応大学

早稲田大学などの英語が難しい学部などを目指す人向けとなるでしょう。

(※東京大学はめちゃくちゃ難しい単語が出るというより

英文を早く、正確に処理する能力が問われるので

ここでは除外しています。)

単語王の特徴としては

英単語が4つの名称で分類されていることです。

それぞれ以下のような名前がついています。

単語王の分類分け

  1. 確信の807語
  2. 飛躍の674語
  3. 勝利の545語
  4. 栄光の176語

普通の単語帳であれば

『簡単なもの⇒難しいもの』という風に

順に並べていくことが多いと思いますが

単語王の場合は違います。

一番初めの方から

『確信の英単語数個⇒飛躍の英単語数個

⇒勝利の英単語数個⇒栄光の英単語数個』

といった感じで並んでおり

それが1UNITとして1日で覚える量として設定されています。

つまり、素直に前からやった場合

『序盤から必然的に難しい単語に触れることになる』ということです。

これはメリット・デメリットのそれぞれがあると思います。

メリット

  1. 後で難しい単語を一気にやる必要がなくなるので、終盤に楽ができる。
  2. 『最難関を目指すのに必要な最終的な語彙レベル』を早期から知ることが出来る。

デメリット

  1. 難しい単語も同時に覚えていくので、簡単な単語を一通り覚えるのにもより時間がかかってしまう。
  2. 最初から難しい単語をやってしまうので、どの単語が基本的で大事なものなのか判断しづらくなる

基本的にこの単語王は収録語彙も多いですし

単語に関する情報量も『シス単』や『ターゲット』よりも多いので

1周するだけでもどうしても時間がかかってしまいます。

そのため、単語王をオススメする対象としては

『比較的単語学習に時間が取れる人』で

なおかつ『最難関大学』を目指す人に限られると思います。

つまり、最難関を目指す人であっても

英単語学習にそこまで時間が取れない…

という人は、『ターゲット1900』や『システム英単語』に取り組む方がよいでしょう。

冒頭でも言わせていただきましたが

英単語はあくまで『英文解釈』をしたり

『英語長文』を読むためのものですから

英単語は長文を読むのに最低限必要な数をしっかり覚えたら

そのあとはひたすら英文解釈をしたり

英語長文を読むことに時間を費やした方がよいんです。

英単語は非常に重要ではありますが

逆に、英単語をやりすぎることによって

英文解釈や英語長文に時間を割けなくなることがないようにしましょう。

英文法編

次は英文法編に入ります。

英単語のところでも言いましたが

英文法は最初から英単語と並行して学んでいくのが良いと思います。

英文法の攻略法としては以下の流れが良いと思います。

英文法の取り組み方

  1. 取り組みやすい薄めの参考書で『基本レベル』(センター~中堅私大くらい)をまずしっかりと押さえる。
  2. 自分の志望校などに合わせて、必要であれば『難しいレベル』(難関大まで対応)の参考書をやる。
  3. ランダム形式の問題集で穴を埋める。
  4. 過去問で実際の問題を解いてみる。

英文法を学習するうえで大事なことは『マニアックな問題を解きすぎないこと』です。

英文法をやり始めるとついつい難しい問題まで解けないといけない気持ちになってくるのですが

一般に英文法は英語長文よりも配点が低いことがほとんどです。

なので、よく出る文法問題を押さえてしまった後は

長文問題に時間を割く方が賢明です。

また、英文法の問題集を解くときは

その文法項目を理解するための『説明本』の存在も欠かせません

おススメの説明本に関してはこちらにまとめてあるので

まずはこちらを読んで自分のお気に入りの『説明本』を

手に入れましょう!

高校からの英文法の壁をこえよう~中学英語から脱却するおすすめ参考書3選!

2017.09.02

とりあえず英文法をやるときは

『お気に入りの説明本』を読みつつ

『薄めの質のいい問題集を完璧にする』ところからはじめましょう。

ではこれからオススメの英文法問題集をレベル別にご紹介していきます。

 

高校英文法基礎パターンドリル (シグマベスト)

値段 1058円
発売日 2013/8/1
対象 中学校レベル英文法にも不安があり、基礎の基礎からはじめたい人
カバー範囲 中学~高校の基礎の基礎
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

高校英文法問題集の中で、一番最初に使う部類の薄めの問題集です。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. 思い切ってbe動詞と一般動詞の使い分けといったような基礎内容からスタートしてくれている。
  2. 『軽い説明⇒問題演習』というシンプルな構成で、サクサク進みやすい。
  3. 1冊が薄いためそんなに時間をかけずに一周でき、何度も繰り返しやりやすい。

注意点

  1. 本当に基礎の基礎なので、収録されていない文法項目もある。
  2. 解説が簡素なので、それだけでわからないひとは説明本を読む必要がある。

この『高校英文法基礎パターンドリル』は

思い切って中学内容からカバーしてくれているところが良いと思います。

自分では

さすがに中学内容は大丈夫でしょ!

と思っていても、中学内容をやり直してみると意外に

あれ…意外と忘れてるものも多いな…こんなの中学校から出てきてたんだ…難しいな…

なんて思うものもよくあります。

中学でやる英語の内容というのは

本当に大事で、しかも意外と抜けがあるものなんです。

僕はこのことを大学時代のバイトで痛感しました。

<参照記事>

大学在学中に英検1級を取った僕が語る、英語力を伸ばしたい大学生に英語指導のバイトを勧める3つの理由

2017.09.20

この問題集をやることによって

意外と抜けていた中学英語の知識を補完し

かつ高校内容の基礎の基礎の部分を

しっかり押さえることが出来ます。

数ある高校用英語参考書の中でも

この役目を果たしてくれる問題集はあまりありません。

そういった意味でこの問題集は非常に貴重なものだといえます。

ただ、注意点としては

あくまでこの問題集は『一番はじめの一冊』として使うものなので

網羅性はあまりありません。

大学入試レベルの英文法力をつけるためにはこの参考書が終わったらさらにレベルの高いものを

進めていく必要があるということだけは覚えておいてくださいね。

②スクランブル英文法・語法Basic 2nd Edition (大学受験スクランブル英文法・語法)

値段 1188円
発売日 2014/9/25
対象 高校英文法の絶対に落としたくない部分だけをまずは学びたい人
カバー範囲 高校基礎~中堅私大・センター試験
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

これはいわゆるNEXT STAGEUPGRADEといったような

『英文法』『語法』『熟語』『発音・アクセント』

などの情報すべてがまとまった

4択形式の網羅系問題集ですね。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. NEXTSTAGEなどのほかの網羅系問題集と比べて、問題数が絞ってあるので重要な項目を集中して学習できる。
  2. 他の網羅系参考書と比べると解説が分かりやすい。
  3. 難易度的に学校の授業の付属教材として最適。

注意点

  1. 難関大となると少しマニアックな問題が出てくることもあるのだが、その場合は問題量と内容面で不足する。
  2. 問題の解説は丁寧だが、導入の説明があるわけではないので別途説明本を読んでから解く必要がある。

この参考書は先ほどの

『高校英文法基礎パターンドリル』のあとにやる参考書として

最適なものと言えます。

世の中にはこういった4択形式の網羅系参考書がたくさんありますが

どうしてもこういった網羅系の問題集をやるときには、意気込んで

よし!なるべく分厚くて網羅性の高い問題集をやろう!

となってしまいがちなのですが

僕の経験上

網羅性の高い分厚い問題集は

かなりの確率で『途中で挫折』します。

分厚くて内容がしっかり詰まっている分

『一つ一つの章の内容が濃すぎて処理できない』

もしくは『分厚すぎて先が見えず、進める気がしなくなる』

といったようなことが起きるのですね。

分厚い問題集は

しっかりとこなすことが出来ればかなりの効力を発揮しますが

受ける大学によってはそこまでの知識が必要ないところもたくさんあります。

『スクランブル英文法・語法BASIC』のレベル感としては

『中堅私大やセンター試験』のレベルに収まっており

とりあえず受験で戦うための英文法力をつけるには

最適の一冊になっています。

受験が近くて余裕がないという方には他の網羅系問題集には手を出さず

この『スクランブルBASIC』の一冊を熟語や語法なども含めて

丸々完璧にするだけでも受験で戦う基礎力はきっと身につきます

これが入試に出る!英文法・語法問題ベスト400

値段 1242円
発売日 2012/5/1
対象 高校英文法の絶対に落としたくない部分だけをまずは学びたい人
カバー範囲 高校基礎~中堅私大・センター試験
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

これは先ほどの『英文法・語法 スクランブルBASIC』とは違い

網羅系問題集ではなく『英文法』と少しの『語法』だけに絞った参考書です。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. 網羅系問題集と違い『文法』と『語法』のみに絞ってあるので問題数が400問と少なく、早めに1周することができる。
  2. 他の網羅系参考書と比べると解説が詳しくて分かりやすい。
  3. 付属の『要点ハンドブック』が見やすくてちょっとした確認に便利。

注意点

  1. 網羅系問題集とは違い、熟語や発音・アクセントなどがないのでそれらをやるためにはほかの参考書を用意する必要がある。
  2. 問題の解説は丁寧だが、導入の説明があるわけではないので別途説明本を読んでから解く必要がある。

この問題集の素晴らしい点は

内容を『英文法」『語法』のみに絞って

本当に必要な知識を400問でまとめてくれているところです。

しかもその問題の並べ方や質がすごく良いんです!

僕も生徒さんに

この『英文法・語法問題ベスト400』に取り組んでいただくことが多いのですが

この問題集をやった後に

先生!英文法の問題がすごくよくわかるようになってきた!!

といったような声は非常によく聞きます。

『とりあえず高校英文法の大事な部分を短期間で押さえたい!』

『英文法は網羅系の問題集じゃなくて、英文法専用の問題集でやりたい!』

というような方にはうってつけの問題集ではないでしょうか。

④スクランブル英文法・語法 第3版 (大学受験スクランブル英文法・語法)

値段 1188円
発売日 2012/10/19
対象 難関大にも通用する英文法力をつけたい人&語法や熟語なども一緒にやりたい人
カバー範囲 高校基礎~難関私大・国公立
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

これは先ほどの『スクランブル英文法・語法BASIC』の

レベルアップバージョンとなります。

『英文法』『語法』『熟語』『発音・アクセント』などの情報が

すべてまとめてある4択形式の網羅系問題集ですね。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. どの難関大を目指すのにも十分な問題量がある。
  2. 同じシリーズの『スクランブル英文法・語法BASIC』からの接続がしやすい。

注意点

  1. 量が多いのではじめから使うと挫折する可能性が高いので、2冊目以降に取り組むとよい。
  2. 志望校がここまでのレベルを必要としていない可能性もあるので、取り組むべきかは人による。

こういった網羅系の参考書は先ほども言った通りたくさんあります。

一般にはNEXT STAGEUPGRADEを採用している学校が多いと思います。

そんな中僕がこの『スクランブル英文法・語法』を選んだ理由は

もう一つレベルが下の『スクランブル英文法・語法BASIC』は

そこからこの問題集に移行しやすいからです。

英文法を始めようという人が

いきなりこの『スクランブル英文法・語法』をやるのは

挫折する可能性が高いですが

『スクランブルBASIC』に取り組んでからこの問題集に移行すれば

いきなりやるよりは楽に進めていくことが出来るはずです。

実際、このように2冊でレベル別になっている問題集はあまりないので

網羅系の参考書をやりたいという生徒さんには

僕はこの『スクランブルシリーズ』を使うことをオススメしています。

しかし、最初の方でも言わせていただいた通り

すべての大学でこの『スクランブル英文法・語法』の知識が

必要なわけではないと思いますので

『自分にとっては必要だな』と思う方だけ進めるようにしましょう。

『とりあえずセンター試験を何とか超えたい!』という方は

まず『スクランブル英文法・語法BASIC』を完璧にするところからはじめましょう!

⑤英文法・語法 最終チェック問題集〔必修レベル編〕 (ランダム総点検)

値段 1188円
発売日 2013/9/18
対象 中堅私大やセンター試験レベルの文法問題にランダム形式で取り組みたい人
カバー範囲 中堅私大・センター試験
おススメ度 ★★(オススメ!)

これは名前にもある通り

英文法・語法の問題をランダム形式で演習ができる参考書になっています。

良い点、注意点は以下の通りです。

良い点

  1. ランダムで必修レベルの英文法・語法の問題が演習できる。
  2. 類書と比べて一回当たりの問題数が少なく、気軽に取り組むことが出来る。

注意点

  1. 最終確認的な意味合いでの問題集なので、今まで以上に間違えている選択肢の吟味を徹底する必要がある。

普通の英文法・語法の問題集は大体『分野ごと』にまとまっていることが多いです。

例えば『時制』『不定詞』『動名詞』『分詞』『仮定法』『比較』などなど…。

そうすると

分野別だから大体答えが予測できちゃう…不定詞なら『to V』だろうし動名詞なら『Ving』だし…。

みたいな感じになってしまうことも少なくありません。

本来であれば、そうなったとしても

自分の中ですべての問題に対して

しっかりとした理由付けがなされていれば問題はないのですが

どうしてもランダムで演習しないと不安!

という方はこの『英文法・語法 最終チェック問題集〔必修レベル編〕 (ランダム総点検) 』をオススメします。

1 UNIT 40問で

それが10セット収録されているので

全部で400問必修レベルのランダム問題演習をすることが出来ます。

このレベルのランダム演習を400問することにより

自分が見落としていた必修知識の補完ができるという意味で

非常に便利な問題集だと思います。

ランダム問題集で必修レベルの最終確認をしたい方には

うってつけの問題集だと思います!

⑥英文法・語法 最終チェック問題集〔難関レベル編〕 (ランダム総点検)

値段 1188円
発売日 2013/9/18
対象 中堅私大やセンター試験レベルの文法問題にランダム形式で取り組みたい人
カバー範囲 中堅私大・センター試験レベル~難関大
おススメ度 ★★(オススメ!)

これは先ほど紹介した『英文法・語法 最終チェック問題集〔必修編〕』の〔難関編〕になっています。

良い点、注意点は以下の通りです。

良い点

  1. ランダムで難関レベルの英文法・語法の問題が演習できる。
  2. 類書と比べて一回当たりの問題数が少なく、気軽に取り組むことが出来る。

注意点

  1. 最終確認的な意味合いでの問題集なので、今まで以上に間違えている選択肢の吟味を徹底する必要がある。

これは難関大レベルの英文法・語法のランダム問題を解きたい人にオススメの問題集になります。

骨のある英文法・語法問題が出題される私大などを受験する場合は

こういった難関レベルのランダム問題集を利用して最後の確認をすると

安心して過去問演習に移ることが出来ます。

必要かどうかは人によると思いますので

自分の受ける大学の傾向を踏まえて使うかどうか考えてみてくださいね。

もし自分ではどうすればよいかわからない場合は

学校や塾の先生に聞くか

僕で良ければ気軽に相談してくださいね。

英文法編はこれで終わります。

英文解釈編

次は英文解釈編に入ります。

英文解釈も、英文法と同様に英単語と並行して進めていくのが理想です。

英文解釈とはわかりやすく言うと

『英文をどうやったら前から理論的に読めるかを学んでいく勉強』です。

英文解釈の勉強をすることで

英文法で習った知識を、英文を読む際にどうやって応用するべきなのかわかります。

つまり『何となく読み』がなくなるんですね!

しかし、これも漫然としたやり方で取り組むのではなく

しっかりと成果が出る方法で取り組んでほしいと思います。

ぜひ英文解釈をやる際は以下の手順で取り組んでみてください。

英文解釈の取り組み方

  1. まず自分なりに英文を読んでみて、文構造を考えて訳してみようとする。
  2. 文構造や意味が取れない文章にチェックをつける。
  3. 解説を読んで、自分が分からなかった文章の構造と意味を理解する。
  4. もう一度文に戻って、その英語の構造を正しく理解できるか、英文の意味内容が分かるかをチェックする。
  5. その英文を意味がすっきりと入ってくるまで音読してみる。

英文解釈の勉強でなかなか成果が出ない生徒さんの傾向を見ていると

大体①~③の勉強で終わってしまっています。

しかしそれだと英文解釈の効果は半減します。

『日本語訳と答えを見てわかった気になってしまう』ということが起きる可能性が非常に高いからです。

その場合、英語が分かったのではなく

『日本語訳を理解しただけ』という状態に

なっていることがほとんどです。

日本語訳と答えを確認した後に

なぜその日本語訳になるのか

なぜそうやって分析ができるのかを

明確に説明できるようにする必要があります。

またその後に英文を音読をすることによって

真に意味のある英文解釈の勉強になります。

形だけの英文解釈の勉強になってしまうことも少なくないので

上記の点には気を付けてほしいなと思います。

ではレベル順にテキストを紹介していきます。

高校英文読解をひとつひとつわかりやすく。

値段 1188円
発売日 2014/9/22
対象 高校の標準レベルの英文の読み方を知りたい人
カバー範囲 高校基礎~中堅私大・センター試験レベル
おススメ度 ★★★(とてもオススメ!)

このテキストは以前に書いたこちらの記事でも紹介しました。

【受験生必見】英検1級の僕がオススメする英検2級の勉強方法~長文問題対策編~

2017.09.07

良い点と注意点を以下にあげます。

良い点

  1. 英文法の復習をしながら最低限必要な英文解釈の基本が学べる。
  2. 見開き1ページで毎回完結し、問題数もそれほど多くないのでサクサク進めることができる。
  3. 説明がとてもシンプルで誰にでもわかりやすいものになっている。

注意点

  1. 中堅私大やセンター試験までであれば大丈夫だが、難関大を受ける場合もう1段階上の英文解釈の参考書をやったほうがよい。

この『高校英文読解をひとつひとつわかりやすく』の良い点は

『必須の英文解釈の知識を誰にでもわかる

シンプルな説明で書いてくれている』ところです。

初期段階のうちに説明が多すぎると

挫折する可能性が高いですし

逆に少なすぎても

何となくわかった気持ちになってしまうのですが

その説明とわかりやすさのバランスが極めて良いのがこの参考書です。

この本の内容を本当の意味ですべて吸収出来れば

あとは単語や文法をしっかりやれば

中堅私大やセンター試験の英語は読めるようになるでしょう。

それぐらい英文読解の基礎が詰まった本になっています。

ただし、注意点としてはこの参考書はあくまで基礎レベルなので

難関大のレベルになるともう少しレベルが上の問題集を追加でやる必要があることです。

難関大を目指す方は以下の参考書に進んでいきましょう。

カリスマ講師の 日本一成績が上がる魔法の英文読解ノート

値段 1620円
発売日 2015/4/15
対象 中堅私大・センター試験~難関私大・国公立を目指す人
カバー範囲 高校標準~難関大私大・国公立大レベル
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

 

良い点と注意点を以下にあげます。

良い点

  1. テーマ別に見開き1ページで毎回完結し、レイアウトが適度にカラフルで見やすい。
  2. 難しいテーマでも非常に丁寧でわかりやすい説明がされている。
  3. 難関大を目指すにあたって必要十分な英文解釈のコツをとても体系的にまとめている。

注意点

  1. ほとんどの大学までであればこの参考書で大丈夫だが、最難関レベルを受ける人はもう一冊レベルの上の参考書をやれる方がよい。
  2. 演習量がそこまで多くないので、この参考書が終わった後は長文で演習をしていくか、少し文が長めの英文解釈本をやって同じレベルの演習を積む必要がある。

この『カリスマ講師の 日本一成績が上がる魔法の英文読解ノート』の良い点は

『大学受験に必要な英文解釈の知識を非常に体系化してまとめてある』ところです。

パッと見、かなり派手なので

中身が濃くないように思えるかもしれませんが

全くの逆で、僕的には同じレベルの英文解釈系の参考書の中では

トップレベルにわかりやすい参考書だなと感じています。

この参考書をこなせば

英文解釈の能力としてはほとんどの大学に対応できるようになっているはずです。

ただし、このレベルの参考書になると同レベルの演習を積むことも大事になるので

この参考書が終わった後には

同レベルの英語長文の問題集などを解いていくか

少し文が長めの英文解釈本をやるか、どちらかに進むとよいと思います。

 

③吉ゆうそうの英文読解 解テク101

値段 1512円
発売日 2015/11/1
対象 難関私大・国公立を目指す人
カバー範囲 高校標準~難関大私大・国公立大レベル
おススメ度 ★★(オススメ!)

先ほど紹介した『英文読解ノート』の演習本としてオススメです。

良い点と注意点を以下にあげます。

良い点

  1. テーマごとに見開き1ページ完結で、レイアウトも見やすくやる気が出る。
  2. 難関大レベルの英文読解能力を身につけるのに最適な問題の量と難易度設定。
  3. テーマごとに参考になる暗唱例文がついている。

注意点

  1. 解説が割と簡素なので、『英文読解ノート』くらいの内容を頭に入れたうえで取り組む必要がある。
  2. 解説の性質上、自分ではなぜその訳になるのかわからない部分もあると思われるので、疑問点を誰かに質問できる環境で取り組めると良い。

この『吉ゆうそうの英文読解 解テク101』の良い点は

難関大に対応する英文読解能力を身につけるのに

最適な難易度の英文を選んでくれているところと

それが101個の項目別にまとめられている点です。

101題あるということで、演習量としても十分なものだと思います。

ただ、説明が簡素であるため自分だけでは理解できないところも出てくるかもしれません。

自分だけでは理解できない部分は学校や予備校の先生に質問できる環境があるとベストでしょう。

では次が英文解釈シリーズ最後の参考書になります。

④英文読解の透視図

値段 1512円
発売日 1994/1/20
対象 最難関私大・国公立を目指す人
カバー範囲 最難関大私大・国公立大レベル
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

京大をはじめとする最難関の英文を出題する大学を受ける人に

とてもオススメの参考書です。

良い点と注意点を以下にあげます。

良い点

  1. 受験生が苦手とする分野を、最難関の英文を使って集中的に特訓できる。
  2. 最難関の英文でもすっきり理解できる、同レベルの参考書の中では最高レベルにわかりやすい説明をしている。

注意点

  1. 最低限『英文読解ノート』くらいの内容を理解していなければ、進めるのが難しい。
  2. 最難関の大学を目指す人以外は取り組む必要はない。また最難関を目指す人であっても時間がない人は長文読解を優先した方がよい。

『英文読解の透視図』は、最難関の大学を受験する子たちに非常に人気の参考書の一つです。

この参考書は受験生が苦手とする

『倒置・省略・否定・強調・仮定法・比較』などの分野を

重点的に扱ってくれています。

これをこなすことによって

最難関大学でよく出題される難しい範囲をすっきりと理解することができ

最難関の英文読解演習によりスムーズに移行ができるようになると思います。

最難関大学を目指す人は

本格的に最難関レベルの長文演習・過去問演習に入る前に

できれば取り組んでおきたい本です。

しかし、この本をやることによって

十分に長文演習の時間が取れなかったり

過去問に取り組むことが遅れたりするのであれば

『解テク101』の内容を完璧にしたうえで

長文演習に入ってしまった方がよいでしょう。

つまりこの本の対象者は

『難関レベルの読解はほぼできる能力を身につけていて

最難関レベルの長文読解に入る前に

英文解釈の勉強を追加する余裕のある人』

に限られると思います。

自分の現状をしっかりと把握したうえで、取り組むべきか決めるようにしましょう。

では次は英語長文の問題集の紹介に移ります。

英語長文編

英語長文は今の英語の入学試験において

最も比重を置かれているところです。

つまり『絶対にできるようにしておかなければならない』部分が長文なんですね。

長文の問題集はかなり種類があり

どの順序でやればよいのかがわかりにくいので

僕なりにベストなものをお伝えしたいと思います。

しかし、英語長文も漫然と長文を解き続けるだけでは成果はあまり出ません。

英語長文に取り組む際には以下の手順で取り組んでみてください。

英語長文の取り組み方

  1. まず制限時間に合わせて問題を解いてみる。
  2. もう一度ゆっくりと読んでみて、知らない単語・熟語と構造や意味が分からない文章にチェックをつける。
  3. 自分のわからなかった部分を中心に解説を読み、不明点を理解する。
  4. もう一度英文に戻り、自分が分からなかった部分の構造や意味が分かるかチェックする。
  5. 最初に読んだときに意味が分からなかったものだけで良いので、その英文の意味がすっきりと入ってくるまで音読してみる。

英文解釈の時もお話ししましたが、勉強をしてあまり成果の上がらない場合は

大方が『理解』の段階で止まってしまっているんです。

つまり上で言うところの①~③のところでストップしてしまっているパターンが多いのですね。

それを④~⑤までやることで、長文内で得た知識を真に自分の力にすることが出来ます。

ぜひこのやり方に沿ってやってみてください。

ではレベル別に英語長文問題集を紹介していきます。

【CD付】大学入試 全レベル問題集 英語長文 1基礎レベル (大学入試全レベ) 

値段 1026円
発売日 2015/7/6
対象 高校レベルの英語長文を始めたい人
カバー範囲 高校基礎レベル
おススメ度 ★★★(めっちゃオススメ!)

難易度別に①~⑥までのシリーズである『全レベル問題集 英語長文』のレベル①です。

このシリーズは全体を通してクォリティが非常に高いのですが

良い点と注意点を以下にあげます。

良い点

  1. 段落ごとに分けて、全文に構造解析と詳しい解説・単熟語リストがついている。
  2. 7題それぞれに特定の文法説明がついており、長文内で文法の復習ができる。
  3. CD付きで音声で文章の内容を復習できる。
  4. 単語テストやディクテーションテストがあり、自分で確認テストができる。

注意点

  1. あくまで英語長文の入門問題集なので、ある程度長文が読める人には必要がない。

旺文社の『全レベル別英語長文問題集シリーズ』は

割と最近になって出た問題集なのですが

上記にも述べた通り

その解説の詳しさとアフターフォローが充実している点

とても素晴らしいです。

全ての受験生にオススメできる英語長文シリーズだと思います。

英語長文をはじめるにあたっては

いきなり難しいものからはじめるよりも

取り組みやすいレベルで

解説が丁寧なものからはじめるのがよいのですが

この『全レベル別英語長文問題集レベル①』はその役割にぴったりの問題集です。

問題数も7題と少なく

毎日1題解いたら1週間で終わってしまいます。

復習を含めても10日もあれば終わってしまうので

まずはこの問題集からはじめていくと

良いスタートダッシュが切れると思います。

②【CD付】大学入試 全レベル問題集 英語長文 2センター試験レベル (大学入試全レベ)

値段 1026円
発売日 2015/7/6
対象 中堅私大・センター試験レベルの英語を読む準備がしたい人
カバー範囲 高校基礎レベル~センターレベル
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

『全レベル問題集 英語長文』のレベル② センター試験レベル編です。

良い点と注意点を以下にあげます。

良い点

  1. 段落ごとに分けて、全文に構造解析と詳しい解説・単熟語リストがついている。
  2. 10題それぞれに特定の文法説明がついており、長文内で文法の復習ができる。
  3. CD付きで音声で文章の内容を復習できる。
  4. 単語テストやディクテーションテストがあり、自分で確認テストができる。

注意点

  1. センターレベルと言っているが、センターよりやや簡単な問題が多いのでセンターレベルがほぼ問題なく読める人はあまり取り組む必要はない。

先ほど紹介した『全レベル別問題集英語長文①』と構成は同じです。

レベル②は英語長文の問題を10題収録しています。

これも毎日1題ずつやれば10日で終わらせることができますね。

復習を含めても2週間もかからずにこなすことが出来るでしょう。

だた一つ注意点としては

名前では『センター試験レベル』となっていますが

センターよりやや易しい問題が多い印象を受けるので

センター試験レベルの演習をしたいという目的で買った人は

少し不満を感じるかもしれません。

中堅私大やセンター試験レベルの長文を読めるようになるための

準備用問題集というイメージで取り組むとよいと思います。

③【CD付】大学入試 全レベル問題集 英語長文 3私大標準レベル (大学入試全レベ)

値段 1026円
発売日 2015/7/6
対象 中堅私大・センター試験レベルの英語を読みたい人
カバー範囲 中堅私大・センターレベル
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

『全レベル問題集 英語長文』のレベル③ 私大標準レベル編です。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. 段落ごとに分けて、全文に構造解析と詳しい解説・単熟語リストがついている。
  2. 12題それぞれに特定の文法説明がついており、長文内で文法の復習ができる。
  3. CD付きで音声で文章の内容を復習できる。
  4. 単語テストやディクテーションテストがあり、自分で確認テストができる。

注意点

  1. 私大標準レベルといっているが、それよりはやや簡単な問題が多いため標準レベルの私大の問題を解きたい人には少し物足りないかもしれない。

先ほど紹介した『全レベル別問題集英語長文①・②』と構成は同じです。

レベル③は英語長文の問題を12題収録しています。

毎日1題ずつやれば12日で終わらせることができます。

復習を含めて3週間弱で終えてほしいと思います。

上でも言いましたが、注意点としては

名前では『私大標準レベル』となっていますが

設問が簡単なものが多いため、それよりレベルが易しいように感じます。

センター試験レベルの演習の延長的な役割で取り組むとよいでしょう。

④やっておきたい英語長文300 (河合塾SERIES)

値段 987円
発売日 2004/12/16
対象 中堅私大・センター試験よりやや難レベルの英語をたくさんこなしたい人
カバー範囲 中堅私大・センターよりやや難レベル
おススメ度 ★★(オススメ!)

河合塾から出ている『やっておきたい英語長文シリーズ』の1冊目

『やっておきたい英語長文300』のご紹介をします。

ちなみに『300』という数字は

長文1個当たりの平均ワード数のことを示しています。

よく長文数と勘違いしている人がいるので注意してくださいね。

良い点と注意点を以下にあげます。

良い点

  1. 段落ごとに分けて、詳しい単熟語リストがついている。
  2. 30題収録されていて、中堅私大・センターレベルやや難の英語長文をたくさんこなしたいときに便利。
  3. 1つの長文につきそれぞれ1つずつ長文に関連した文法説明があり、文法の復習にもなる。

注意点

  1. 構造を解析してくれているところがあまりないので、自分で取り組むにはある程度の英文法と英文解釈能力が必要。
  2. CDがついていないので音声を使った学習がしづらい。

『やっておきたいシリーズ』はそれぞれワード数別で

「300・500・700・1000」まであります。

レベルもそれに応じて上がっていくイメージです。

『やっておきたい英語長文300』の良い点は

同レベルの英語長文問題集が

大体一冊につき10題~20題の収録数なのに対して

英語長文の問題を30題収録していることです。

中堅私大やセンターレベルやや難の英語長文に取り組んでいる時期は

すぐに上のレベルに移行しようとせず

同じレベルの問題をスムーズに解けるようになるまで

たくさん問題をこなすことが大事な段階です。

『やっておきたい300』の存在は非常に貴重です。

全部で30題ですから、1日1題ずつやって30日

1日2題ずつやれば15日でおわります。

できたら1日2題ずつやれると理想ですね。

復習を含めて20日くらいで

復習を含めても25日くらいで完成を目指してほしいと思います。

注意点としては、『全レベル英語長文問題集』とは違って

英文構造の解析があまりされていないので

英文解釈の能力がない人だと自分で進めていくのが厳しいかもしれません。

わからない部分を先生などに聞けるような環境があると理想です。

またCDがついていないためシャドーイングなどのトレーニングができません。

自分なりに、自力で読めなかった文章を音読するなど工夫が必要になるでしょう。

これをしっかりやるとセンター試験レベルの英語が読みやすくなると思います。

ぜひ頑張って取り組みましょう。

⑤【CD付】大学入試 全レベル問題集 英語長文4 私大上位レベル (大学入試全レベ)

値段 1026円
発売日 2015/7/6
対象 中堅私大~難関私立レベルの英語を読みたい人
カバー範囲 中堅私大~難関私大
おススメ度 ★★★(とってもオススメ!)

『全レベル問題集 英語長文』のレベル④ 私大上位レベル編です。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. 段落ごとに分けて、全文に構造解析と詳しい解説・単熟語リストがついている。
  2. 12題それぞれに語法などのコラムがあり、補足知識も習得できる。
  3. CD付きで音声で文章の内容を復習できる。
  4. 単語テストやディクテーションテストがあり、自分で確認テストができる。

注意点

  1. 制限時間がかなり余裕をもって設定されているので、少し時間を短めに設定して取り組むとよい。

先ほど紹介した『全レベル別問題集英語長文①・②・③』と構成は同じです。

レベル④は英語長文の問題を12題収録しています。

毎日1題ずつやれば12日で終わらせることができますね。

復習を含めて3週間弱で終えられるとよいと思います。

注意点としてはレベル④を解く子は制限時間に余裕があるという子が多いので

制限時間を短めにやることでより緊張感をもって取り組めるかもしれません。

いわゆるMARCHや関関同立の英語長文に取り組む準備をするための

英語長文問題集だと思っていただけるとよいと思います。

⑥やっておきたい英語長文500 (河合塾SERIES)

値段 957円
発売日 2005/5/1
対象 難関私立・国公立の問題に取り組みたい人
カバー範囲 難関私大・国公立レベル
おススメ度 ★★(オススメ!)

河合塾から出ている『やっておきたい英語長文シリーズ』の2冊目

『やっておきたい英語長文500』になります。

 

良い点と注意点を以下にあげます。

良い点

  1. 段落ごとに分けて、詳しい単熟語リストがついている。
  2. 20題収録されていて、難関私大・国公立レベルの英語長文を多めにこなすことが出来る。
  3. 1つの長文につきそれぞれ1つずつ長文に関連した読解理論や文法の説明がある。
  4. 毎回長文に日本語で要約がついている。

注意点

  1. 構造を解析してくれているところがあまりないので、自分で取り組むにはある程度の英文法と英文解釈能力が必要。
  2. CDがついていないため、音声を使ったトレーニングがやりづらい。

『やっておきたい英語長文500』の良い点は、300の時と同じく

同レベルの英語長文問題集と比べると収録問題数が20題と多いことです。

問題もいよいよ少しずつ理解しにくいものが増えていきます。

英文解釈で行くと『英文読解ノート』の内容を理解しており

単語も最低『1200~1500個』は覚えていないと厳しいと思います。

全部で20題ですから、1日1題ずつやって20日で一周回すことが出来ます。

土日にできれば2題ずつやるなどして

復習を含めて20日~25日くらいでできると理想です。

⑦やっておきたい英語長文700 (河合塾SERIES)

値段 957円
発売日 2005/5/1
対象 最難関私立・国公立の問題に取り組みたい人
カバー範囲 最難関私大・国公立レベル
おススメ度 ★★(オススメ!)

河合塾から出ている『やっておきたい英語長文シリーズ』の3冊目

『やっておきたい英語長文700』です。

良い点と注意点を以下にあげます。

良い点

  1. 段落ごとに分けて、詳しい単熟語リストがついている。
  2. 15題収録されていて、難関私大・国公立レベルの英語長文を多めにこなすことが出来る。
  3. 1つの長文につきそれぞれ1つずつ長文に関連した背景知識の説明がある。
  4. 全ての長文に日本語で要約がついている。

注意点

  1. 構造を解析してくれているところがあまりないので、自分で取り組むにはある程度の英文法と英文解釈能力が必要。
  2. CDがついていないので、音声を使ったトレーニングがやりづらい。
  3. 日本語を読んでも理解できない部分が増えるので質問できる環境で使いたい。

いよいよ『やっておきたい英語長文700』になると

問題もかなり骨太な問題が増えてきます。

このレベルになると人によっては

『日本語訳を読んでも何が言いたいか理解できない』

ということが増えてくるので

質問できる環境で使わなければかなり厳しいと思います。

英文解釈で行くと『英文読解ノート』レベルを完全に理解しており

単語帳は最低1500、できればすべて覚えているのが理想です。

全部で15題ですから、1日1題ずつやって15日で一周回すことが出来ます。

かなり難しくなってきますので1日1台ずつじっくりやって

復習を含めて25日くらいで完成できるとよいと思います。

最難関レベルの入り口に立つための参考書ですから

難しく心が折れることもあるかもしれませんが

先生などに頼りながらどうにか頑張って乗り越えましょう。

⑧【CD付】大学入試 全レベル問題集 英語長文5 私立最難関レベル (大学入試全レベ)

値段 1080円
発売日 2015/9/24
対象 最難難関私立レベルの英語を読みたい人
カバー範囲 最難関私大
おススメ度 ★★★(めっちゃオススメ!)

『全レベル問題集 英語長文』のレベル⑤ 私立最難関レベル編です。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. 段落ごとに分けて、全文に構造解析と詳しい解説・単熟語リストがついている。
  2. 10題それぞれに背景知識に関するコラムがあり、背景知識も習得できる。
  3. CD付きで音声で文章の内容を復習できる。
  4. 単語テストやディクテーションテストがあり、自分で確認テストができる。

 

注意点

  1. かなり難易度が高いので、誰かに質問できる環境で使いたい。

先ほど紹介した『全レベル別問題集英語長文①・②・③・④』と構成は同じです。

レベル⑤は非常に難易度の高い

私立最難関レベルの英語長文の問題を10題収録しています。

毎日1題ずつやれば10日で終わりますが、難易度が非常に高いですから

復習を含めて3週間くらいで終えられるとよいと思います。

早稲田大学や慶応大学などの最難関私立大学を目指している人は

この問題集を終えたら過去問演習に入ると

比較的スムーズに過去問に入れるようになると思うので

過去問演習に入る前にこなしておくとよいでしょう。

⑨【CD付】大学入試 全レベル問題集 英語長文6 国公立大レベル (大学入試全レベ)

値段 1080円
発売日 2015/9/24
対象 最難難関国公立レベルの英語を読みたい人
カバー範囲 最難関国公立
おススメ度 ★★★(めっちゃオススメ!)

『全レベル問題集 英語長文』のレベル⑥ 国公立大レベル編です。

良い点と注意点は以下の通りです。

良い点

  1. 段落ごとに分けて、全文に構造解析と詳しい解説・単熟語リストがついている。
  2. 10題それぞれに背景知識に関するコラムがあり、背景知識も習得できる。
  3. 記述問題に対するの答え方に関する説明もしてくれている。
  4. CD付きで音声で文章の内容を復習できる。
  5. 単語テストやディクテーションテストがあり、自分で確認テストができる。

注意点

  1. かなり難易度が高いので、誰かに質問できる環境で使いたい。

先ほど紹介した『全レベル別問題集英語長文①・②・③・④・⑤』と構成は同じです。

レベル⑥は非常に難易度の高い

国公立最難関レベルの英語長文の問題を10題収録しています。

毎日1題ずつやれば10日で終わりますが

難易度が非常に高いですから

レベル⑤の時と同様に

復習を含めて3週間くらいで終えられると理想です。

東大や京大などの最難関大学を目指している方は

これをこなしてから過去問演習に入る、という流れになると思います。

過去問前の最後の試練といったイメージです。

とても難しいですが

周りの先生たちに質問をしながらどうにか乗り越えていってくださいね!

僕も英語の指導をしておりますので

質問をする環境がないという方は

ぜひお気軽にご連絡いただければと思います。


いかがでしたでしょうか。

非常に長い記事となりましたが

『英単語』『英文法』『英文解釈』『英語長文』のそれぞれについて

それぞれに取り組む際の注意点と

僕なりのオススメのテキストをご紹介させていただきました。

それぞれについて何か質問などがあればぜひコメントやお問い合わせの方で教えていただけると嬉しく思います。

この記事が少しでも皆さんの役に立てたら幸いです。

それではおおぐしでした。

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